トートバッグは、もともと冷蔵庫がなかった時代に、氷(食品保冷用の氷塊)を運ぶためのバッグとして開発・発売されました。その後、トートバッグの強靭さはキャンプの愛好家や重労働者にも注目され、重い木材を使用する際にも用いられるようになりました。
1960年代に入ると、トートバッグがアメリカでファッションアイテムとして注目されるようになりました。それまで実用性を重視していましたが、レザーの素材を用いてカラーバリエーションを豊富にすることで、高級感とファッション性を兼ね備えるようになりました。
さらに、沢山のテキストやノートを持ち歩く大学生が、スクールバッグとして用いるようになり、よりカジュアルで日常的なトートバッグとして人気を博すようになりました。
1990年代に入ると、日本でもカジュアルなファッションスタイルとして受け入れられました。その後、薄手で頑丈な特性が注目されお買い物用のエコバッグなど幅広い層に使用されるなど、用途を広げています。
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