「パンに肉や野菜などを挟んだ食べ物」は、古くから世界各地で食べられており、当時は『ナン』や『ピタパン』のような平たいパンに具材を挟んだものでした。
2枚のパンで具を挟むサンドイッチは、18世紀後半、イギリスの「第4代サンドイッチ伯爵」ことジョン・モンタギューに由来するとされています。
サンドイッチ伯爵はカードゲームが大好きで、食事をしながらゲームができないかと考え、片手で食べられる「パンに具材を挟んだもの」を作ってもらって食べていたそうです。
その食べ物が当時の社交界で有名になり、サンドイッチ伯爵の名前にちなんで『サンドイッチ』と呼ばれるようになったと言われています。この出来事は、当時のフランス人作家ピエール=ジャン・グロスレによって書き残され、現代に伝わりました。
しかし、一説にはサンドイッチ伯爵がカードゲームではなく、仕事が忙しくて食事を取る時間がなかったため、『サンドイッチ』を作ってもらったとも言われています。
サンドイッチは、片手で食べられる便利さと、第4代サンドイッチ伯爵のエピソードがきっかけで広まり、今日でも多くの人々に愛され続けている食べ物です。
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