まずは、「集合住宅」を意味する英語、“apartment house”から「アパート」という呼び名ができました。しかし、そのうち、「アパート」という言葉に安いイメージがついてしまったので、新しい呼び名「コーポ(コーポラス)」(和製英語、“corporate + house”:「共同住宅」から)が作られました。
その後も、次々と新しい呼び名がつけられるようになりました。しまいには、元の意味が「共同住宅」ではないものまで登場しています。
呼び名 | 言語 | 元の言葉 | 元の意味 |
アパート | 英語 | apartment house | 共同住宅 |
コーポ(コーポラス) | 和製英語 | corporate + house | 共同の住宅 |
マンション | 英語 | mansion | 大邸宅 |
メゾン | フランス語 | maison | 家・住宅 |
レジデンス | 英語 | residence | (大きく立派な)住宅・邸宅 |
カーサ | スペイン語 | casa | 家 |
ハイツ | 英語 | heights | 高台にある集団住宅 |
こうして見ると、いかにイメージ先行なのかが分かりますね。間違っても、英語圏の人に「『マンション』に住んでいます。」などと言わないように気をつけましょう!
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