車の通行について、世界のうち、75カ国が左側通行、165カ国が右側通行と言われています。この違いは何なのでしょうか。
大まかに言うと、イギリスの植民地だった国、および、イギリスの制度に倣った国は左側通行、フランスの植民地だった国、および、フランスの制度に倣った国は右側通行になったと言われています。
日本の場合、武士が右手で刀を取りやすいように身体の左側に刀を差していたため、右側通行だと対面したときに刀同士がぶつかってしまうので左側通行になったという説もあります。しかし、それよりも江戸幕府がフランスと仲が良かったため、明治政府が幕府に対抗するためにイギリスの文化を取り入れて左側通行にしたという説の方がもっともらしいように思われます。
なお、元イギリスの植民地であったアメリカ合衆国が右側通行となったのは、独立したときにイギリスの影響を排除したことと、フランスの援助を受けたためと言われています。
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