「八百長」の語源

やお‐ちょう〔やほチヤウ〕【八百長】
読み方:やおちょう

  1. 勝負事で、前もって勝敗を打ち合わせておいて、うわべだけ真剣に勝負すること。なれあいの勝負。「—試合」
  2. なれあいで事を運ぶこと。「—の質疑応答」
Weblio 国語辞典より引用

その昔(江戸時代末期〜明治時代初期ごろ)、八百屋の長兵衛、通称「八百長」という人物がいました。彼は角界に出入りしており、相撲の親方とよく碁を打っていたそうです。

実は、長兵衛、かなりの碁の実力者だったそうですが、商売のことを考え、親方の機嫌を取るために、常に一勝一敗になるように手加減していました。

このことから、後に相撲、その他の競技において、あらかじめ対戦者と示し合わせておいて、真剣に勝負しているように見せかけることを「八百長」というようになりました。

ちなみに、長兵衛ですが、近くの碁会所に来賓として訪れた囲碁の名人相手に本気で勝負を行なってしまい、実力がバレてしまったそうです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました