カルピスの名前の由来と海外での改名秘話

みなさんご存知の「カルピス」。その名前は、カルシウムの『カル』と、サンスクリット語で「最上の味」を意味する「サルピス」の『ピス』から生まれました。カルピスは、夏の風物詩として日本で長く愛され続けている飲料です。

しかし、このカルピスの名前が英語圏では「Calpico(カルピコ)」として販売されていることをご存知でしょうか?その理由は、英語で「Calpis」と発音すると「Cow piss(牛のおしっこ)」に聞こえるからです。

カルピスをアメリカで販売する際、現地の販売業者が「Calpis」では「牛のおしっこ」に聞こえてしまうため、名前を変えるべきだと主張しました。しかし、当時の社長は「この飲料水は『カルピス』という名前で大きくなった会社だ。名前を変えるわけにはいかない!」と強く訴え、最初はそのままの名前で販売をスタートしました。

ところが、予想通り消費者からは「気持ちが悪い」という声が相次ぎました。そこで、やむを得ず「カルピコ」という欧米向けの名前が誕生したのです。現在では、北米を中心に「カルピコ」として親しまれており、日本国内の「カルピス」と同じく多くのファンに愛されています。

このように、商品名一つでも国によっては大きな影響を受けることがあります。カルピスのエピソードは、文化や言語の違いに対する理解と対応の重要性を教えてくれます。



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