スウェーデンの発明家・企業家であるアルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトをはじめとするさまざまな爆薬の開発・生産によって巨万の富を築きました。
ダイナマイトは、もともとは、トンネル建設のようなインフラ整備に使用されていましたが、当時のヨーロッパでは、安全で破壊力のある軍事兵器として利用されていました。
1888年のこと、ノーベル氏の兄ルードヴィが死去しましたが、当時の新聞記者がノーベル自身が死去したと誤報し、新聞の見出しに「死の商人、死す」と記載してしまう事件が起きました。
自分の死亡記事を読む羽目になったノーベルは困惑し、死後自分がどのように記憶されるかを考えるようになりました。
1896年12月10日に63歳でノーベルは亡くなりますが、遺言を残していました。その遺言の中で、基金を設立し、毎年の利子を前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配するように指示していました。
そして、ノーベル財団が設立され、ノーベル賞が設立されました。
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