文明堂 「電話は二番」とは?

♪カステラ一番 電話は二番 三時のおやつは文明堂〜
という、文明堂のCMソングを聞いたことがあるでしょうか?この中の「電話は二番」とは、どういう意味でしょうか?

グラハム・ベルがアメリカの特許庁に電話機の特許を出願1してから14年後の1890年(明治23年)に、日本初となる東京〜横浜間での電話サービスが開始されました。

当時は、電話をかけると、電話交換手という人が受け、通話相手の電話番号を指定すると交換手がその番号に電話線を(物理的に)繋いでいました。この時、交換手が電話先の相手に、「申し申し」と言ったことから「もしもし」という言葉が誕生したという説があります。

さて、文明堂ですが、新しい局が開局されると、すぐさま「二番」を買い取りました。そして、全店の電話番号が「二番」となった1935年、電話帳の裏表紙に大きく「カステラ一番、電話は二番」と広告を出しました。

ちなみに、現在でもその名残で、文明堂のお店や工場などの電話番号下一桁は「二」を使っているそうです。



  1. 以前は、グラハム・ベルが電話の発明者となっていましたが、現在では異なります。詳しくはこちら↩︎

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