ビスマス(元素記号:Bi)という金属があります。この金属は他の金属と合金化することで、合金の融点を下げるという特徴を持っています。そのため、例えば、ハンダ付けに用いるハンダなどに含まれています。
さて、火災用スプリンクラーですが、実はこの先端にビスマスの合金が水のストッパーとして使用されています。火災が発生して現場の温度が約70℃以上に上昇すると、ストッパー(ビスマスの合金)が溶けて水が勢いよく噴射されます。
ちなみに、センサーなどの電子部品を使用した場合、熱で機能しなかったり、火災で電気の供給が途絶えてしまう可能性があるため、アナログな方法が採用されています。
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