刑事ドラマの真実と誤解

刑事ドラマでよく見かけるいくつかのシーンが本当かどうか、確認していきましょう。

クロロホルムで意識を失う

ドラマや映画では、悪者がハンカチに数滴のクロロホルムを染み込ませて、被害者の口元に押し付けると、被害者は数秒で意識を失い拉致される、というシーンがよく見られます。

しかし、実際にはこのシーンはまったくの誤りです。クロロホルムには麻酔作用がありますが、数分かけて深く吸い込まないと意識を失うことはありません。さらに、クロロホルムには毒性があり、不適切な使用法では死に至る可能性もありますので注意が必要です。

取り調べにカツ丼

取り調べが行き詰まった時や一段落した時に、「カツ丼でも食べるか?」と警察がカツ丼を注文するシーンもよくあります。しかし、実際には、警察が取り調べの際に容疑者に食べ物や嗜好品を提供することは禁止されています。これは、自白を誘導する行為と見なされるためです。

逆探知

昔はアナログ式電話交換機が使用されていたため、電話の発信元を特定するには時間がかかりました。しかし、現在ではデジタル交換機が使用されており、ナンバーディスプレイのように発信元の電話番号を即座に割り出すことができます。そのため、現在では「逆探知」はものの1秒で行えるそうです。



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