橋の欄干(親柱)に橋の名前が書かれているのを見たことはありませんか?これを「橋名板」といいますが、よく見ると「ひらがなの橋名板」と「漢字の橋名板」があることに気付くと思います。実は、これらは橋の入口(起点)と出口(終点)を示していて、入口には漢字、出口にはひらがなが使われています。
橋梁工事を行う場合には、土木工事共通の仕様書などで、橋名板(入口、出口の左側)、および河川名(入口の右側)や竣工年月日(出口の右側)をつける位置まで、ひとつひとつの場所がこと細かに定められているため、特別な理由がない限り、この配置で行われています。
昔は「すべての道路の起点は東京の日本橋」とされており、日本橋に近い方を起点(入口)、遠い方を終点(出口)としていたそうです。しかし、現在では各都道府県や政令都市によって、県庁側が起点であったりその逆であったり、重要都市側を起点にしたりと、国道や県道・市町村道によっても取り扱いが変わっているようです。
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